大逆事件と名誉回復

大逆事件と名誉回復

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今年2011年は、大逆事件の死刑執行から100年だと言う。

今では、明治政府による捏造だと判明しているが、時の天皇を暗殺しようとしたとして26人が起訴され、12人が処刑された。それが1911年1月。

五万石騒動の大総代2人が、無縁堂で無念にも打ち首にされたのは1971年2月のことだから、それから40年後になる。

話は大逆事件にもどるが、和歌山県の新宮でも大勢が弾圧され、死刑2人、獄死1人を出している。その新宮では、名誉回復の市民運動がたかまり、2001年に新宮市議会は名誉回復の決議を挙げ、新宮駅近くに顕彰碑を建てたと言う。

詳しくはこちらを ⇒新宮の旅　2010　大逆事件の跡を歩く

ひるがえって高崎市ではどうだろう？

五万石騒動の関連で会場を借りようと市に申し込むと、「お上に楯突いた連中に、貸すことはない」と言われたとの話しは、そんな昔のことではない。遺族の関係者の中には、140年後の今でも、触れられたくない方々もおられる。

五万石騒動の決着はまだ付いていないと思う。

新宮の話しを知り、五万石騒動で処刑されたり獄死した人々の名誉回復を望む気持ちを強くした。それは、昔の人々のためだけでなく、未来の人々のためでもあるのだから。

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